ストリーミング音楽をどうやってアンプにつないでいるか
ご質問をいただくことがなんどかありましたので、書いておくことにします。ぼくの一日の音楽ライフの大半は Spotify を使ってのものなんですけど、部屋にいるときは Mac パソコンで Spotify のストリーミング音楽を聴いています。それで、ぼくは CD を聴くのと同じオーディオ・アンプに接続してストリーミング音楽を聴いているんです。アンプの前面パネルのソース切り替えスイッチだけでカンタン。
Mac からどうやってアンプまでつないでいるかというと、Apple 社製の AirMac Express(現在は製造中止)を導入しているんです。AirMac Express は小型の Wi-Fi ベース・ステイションですが、無線音楽再生の規格である AirPlay 2に対応していて、パソコンやスマホの音を無線で AirMac Exoress まで飛ばせ、機器の背面にオーディオ出力端子がありますので、そこからは有線ケーブルでアンプ背面までつなげます。
ですから
Mac(Spotify 音源をストリーミングする)⇨ AirMac Express ⇨ ケーブル ⇨ オーディオ・アンプ ⇨ ケーブル ⇨ スピーカー
といった接続になっているんですね。
ぼくが AirMac Express を導入したのは2017年1月のことです。そのころまだ Spotify はやっていませんでしたが、Mac の iTunes にある音楽をなんとか高音質で鳴らせないものだろうかと調べていたんですよね。なにもしていないあいだは、なんと Mac の内蔵スピーカーからそのまま聴いていたんです。2015〜16年ごろのブログ記事はそれで書いていたんですよ。
最初は USB ケーブルで Mac から有線でアンプにつなげることを考えて、実行もしていました。音質的に満足していましたが、ノート・パソコンに電源ケーブル以外のものが差し込まれているのが生理的にどうしても我慢できず、なんとか Mac → アンプ間を無線接続できないだろうかと悩み、よく調べてみた結果、AirMac Express にたどりついたわけです。
触れましたように AirMac Express は製造と販売が終了していて、通常の方法では入手できませんので、これから無線音楽再生システムを構築しようと考えていらっしゃるみなさんには推薦できません。しかし調べてみたら同様のことが可能となる機器が他社から数点出ているみたいですね。Bluetooth 電波でつなげるレシーバー(背面にオーディオ出力端子あり)のようなものも見つかりました。たとえばこれ↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B00E9Q9DPE/
また、オーディオ・メーカー各社からネットワーク・オーディオ・プレイヤーがいくつも販売されているじゃないですか。それらはここ数年の新展開なのかもしれません。一万〜数万円で導入できるみたいです。そのままアンプの上に載せられるような形状ですし、接続も容易のようです。ぼくもちょっとそれを考えてみようかなといくつかピック・アップしています。
いずれにせよ、いまや CDではなくストリーミングで音楽を聴くというのが主流ですから、オーディオ・メーカー各社がそれに対応した新製品を販売しているというのはとてもよくわかることですね。ぼくが魅力を感じているのはこれです↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B07F7M13CB/
スマホやパソコンから Bluetooth 接続でそのまま対応するスピーカーに直結なさっているかたが大半かもしれませんが、不足を感じなければそれでいいと思いますし、Bluetooth スピーカーのなかにはかなりしっかりした音質のものだってあります。ぼくも Bose 製など四個ほど持っていますよ。これなんかいい音を鳴らします↓
https://www.amazon.co.jp//dp/B06Y3YLKP9/
また高性能なヘッドフォンやイヤフォンだって多数ありますしね。空間で音を鳴らすためのさらなる高音質を求めるならば、ネットワーク・オーディオ・プレイヤーの導入を検討するということになるのでしょうか。
(written 2020.5.11)